HHKBを静音化する・その3(吸音材編)
Silence-X(シリコンリング)・シリコンスプレーとHHKBの静音化を試してきましたが、最後に筐体内部に吸音材を仕込んでみたいと思います。
100円ショップのセリアで購入したパッチワークキルト綿です。2つ(本当は3つ)も買ってますがこんなにいりません。1つで充分です。
工作は至って簡単。ネジ3本をはずし筐体を開けます。
黒い筐体下面を見てみると、内部にわずかですが空間があるのでは?とわかります。ここに吸音材として綿を仕込んでみます。
大きな基盤の大きさを測り、はさみで切ります。
綿は厚さ5mm弱というところでしょうか。
これにケーブルを逃がすための切れ込みを入れ、筐体内部に敷きます。
2枚重ねもいけるかと思いましたが、基盤に負荷が掛かる感触があったのでやめました。1枚でいいと思います。
打鍵音を抑えるというよりは、内部の空間をふんわり埋めて反響を防ごうという意図です。
結果どうなったかと言いますと、ごくごく、ほんのわずか、タイプ音が抑えられた気がします。
本当に「気がします」程度の変化で、あえてやってみるほどのことはないかな…というのが正直な感想です。比較動画を作ろうと録画(録音)もしてみたのですが、違いがほぼわからなかったので今回はアップしません。
HHKB、特にこのBT版はモジュールが増えていることもあり、内部に余分な空間がほとんどないということでしょう。
有線版のPro2の内部にはもう少し空間があり、実際ウレタンらしき吸音材を仕込んでいる海外の方の動画を見たことがあります。Pro2であればもしかすると効果はあるのかもしれませんが、BT版で試した限りではそれほどの効果は見られませんでした。
これ以上の静音化を求めるとすると、「スタンドの使用をやめる」「下にタオルなどを敷く」「バード電子の吸振マットを使う」くらいかと思います。
上記のものはBT用です。有線版は形が違うのでご注意ください。
ただし、これはスタンドを使わないときしか効果がありません。僕はスタンドを最大に立てるスタイルを崩せないので採用しません。
スタンドを立てたときにできる下の空間を埋めるナニカを作るという手も考えられますが、HHRRで得た可搬性を損ねては本末転倒なのでやってみることはないと思われます。
というわけでHHKBの静音化は一旦これにて終了とします。
それではまた、次回の工作で。