反動クラフト

キーボード周りやそれ以外のDIYをゆるゆると。初心者。

キーボードブリッジを他作する

こんにちは。奇跡の連日更新です。

ノートPCでもHHKBを快適に使うためのアクリル板、キーボードブリッジを作りました。

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最近、ノートPCを購入しました。

富士通のLIFEBOOK U939/Aという法人向けモデル。

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13.3型ディスプレイで777g、厚さ1.5mmという薄型軽量モデル。ただしCPUはCeleronだしメモリも4GBと、性能は決して高くはありません。シンクライアント端末としての使用を想定したモデルなのですが、文筆業者の僕にはWordが動いて動画が観られる程度で充分。実際いじってみても特に不満はなく、軽くて薄いことのメリットがとにかく大きいです。

で、このPCでも当然HHKBが快適に使えるようにしたい。それにはキーボードの上を覆ってHHKBを載せるための板、いわゆるキーボードブリッジが必要です。

この形での打鍵を尊師スタイルというそうで。

キーボードブリッジはPFU公式製品にもありますが、色がクリアと白のみ、しかもちょっとお高い…(しかもよく欠品する…)

せっかくなら自分のパソコンとぴったりサイズにしたいし色味もこだわりたい。というわけで、小さなプログラマブルキーボードを作ったときに作業をお願いしたはざいやさんに今回も発注しました。

アクリルの加工は難しく、自作は困難。どう頑張ってもプロの仕上がりには及びません。潔く「他作」します笑

 

発注の2日後には到着!

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わくわく…保護紙を剥がす!

 

こうですよお客さん!

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美しいですねぇ…! 

【カナセライト】(キャスト)ミスティスモーク

厚さ 3mm サイズ 130×300 mm

という素材、サイズを選択しました。カット面は磨き加工、四隅を3mmのアール加工にしてもらってます。

写真だと伝わりにくいですが、実物は少し紫がかった上品なスモークカラー。

加工費、税込み送料込み(レターパックライト)で驚きの1543円! ヤスゥイ! 

純正キーボードブリッジの半額以下…!

 

※お使いのスマホ・モニターの汚れではありません。

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見事なエッジとアールの加工。これは素人には無理。

 

この見目麗しいアクリル板に、モノタロウで買った8mm径・高さ2mmのシリコンクッションを貼り付けます。

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こうですね。

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位置、サイズともにぴったりです。右下の足はカーソルキーに干渉するため、もともとここに付けるつもりでした。アクリルの厚みがあるのでたわんだりせず安定しています。

これで完成…でもいいんですが、せっかくなのでちょっとだけ手を入れます。

 

HHKBロゴのマスキングが一枚残っていたので塗装します。位置出し中。

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本当は鏡文字にしたマスキングを用意して裏から塗装した方がかっこいいとは思うんですが、ナイものはナイのでこれでいきます。

 

マステで養生。

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塗装。

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色は、先日手に入れたキーキャップセットの特殊カラーと似ていたというだけの理由で、ガンダムマーカーのザクライトグリーンを選択。塗装後、トップコートを吹いて乾燥。マスキングをそっと剥がしたら…

 

できました!

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写真がアレで色がうまく出ていませんが、ライトグリーンのロゴがワンポイントになっていい感じ。

 

というわけで、冒頭の写真の状態になりました!

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LIFEBOOKのキーボードも決して悪くないのですが、やはり使い慣れたキータッチと配列には替えがたいものがあります。そしてふと目を落とすと、顔を覗かせるHHKBのロゴ……

嬉しがっているのは自分だけ、だがそれでいい。それがキーボー道。

 

ところで、ご覧のとおりLIFEBOOKのキーボードは日本語配列。HHKBは英語配列

Windows10環境では異なる配列のキーボードが併存できた(できなくてもレジストリを弄れば可能、解説したサイトもたくさん)のですが、最近のアップデート(ver.1809以降)でそれが不可能になってしまったようなのです。

現状、HHKBをつなぐだけではキーキャップの印字どおり入力することはできません。

いろいろ調べてみた結果、こちらのソフトを入れて運用することにしました。

www.vector.co.jp

起動しているあいだはキーボード(内蔵/外付け共)すべてが英語配列として認識されるようになります。

JIS(日本語)キーボードを使うときはタスクバーからソフトを終了させるだけ。内蔵JISキーボードとHHKBをシンプルかつ便利に使い分けられます。少し古いソフトですが問題ナシ。おすすめです。

 

さて今回は自分好みの尊師スタイルを実現すべくキーボードブリッジをつくってみました。既製品にはならではの信頼性がある一方で、自作グッズには替えがたい愛着がわき、使っていて楽しい気持ちになれますね。

それではまた、次回の工作で。