HHRRをつくる その1(思いつき編)
さっそくですがHHKB、持ち歩いてますか?
ふだんガシガシ使っているHHKBを出先や出張先でも使いたい、という方は多いのではないかと思います。本格的なキーボードのなかでも軽い部類とはいえ、それなりの重量があるHHKBの持ち運びは大変ですよね。
家や会社と同じ入力環境を外へ持ち出せたら…という願望を、DIYでかなえるシリーズのスタートです。
HHKBには純正およびサードパーティ製の専用バッグやケースがあります。
そして最近になって 発売されたのがこちら。
かなりよさそう。堅牢で、ジッパーを開くとタブレット端末を立てかけることも可能。これでHHKBの持ち運びは解決では!?
ところで、僕のふだんの入力環境はこうです。
もう手放せないトラックボールマウスと、FILCOのウッドパームレスト(S)。
パームレストは絶妙の高さと手前への傾斜に完全になじんでしまっていて、これがないと気持ちよく入力できません。手首や腕が痛くなってきてしまいます。
ところが、残念ながらトランスポーター TR-HHK にはパームレストの収まるスペースはなさそうです。
では何なら入るのか?
これなら装着したままでもジッパーが閉まるらしい。
これはナニカといえば、ホコリよけ。キーボードを使用しないときに上にかぶせる、それだけのもの。これが一緒に収まったからといって、なんてことないよな…と思ったそのとき、ひらめきました。
むしろトランスポーターが要らなくて、キーボードルーフをバンドとかで本体に留めてバッグに突っ込むだけで持ち運べるんじゃないか? キーボード面を守れればいいんだし、なにより軽く済む。
これだ!
……と思ったのもつかの間、待て待て。パームレストはどうする。一緒にバッグに突っ込んだっていいけど、重い。無垢の木製ですからね。
…………これだ! ユリイカ!
キーボードルーフとパームレスト、両方の機能をあわせもったものを作ればいいのです。
かくして、『Happy Hacking Roof & Rest』略して『HHRR』の制作が始まったのでした。
つづく。