HHRRをつくる その2(CAD編)
パームレストの機能をもつキーボードルーフ『HHRR』を考えついたのはいいのですが、問題は素材をどうするかです。
木、金属板などが考えられますが、僕の工作技術では綺麗かつ堅牢に作るのは難しそう。というわけで、もうすっかりメジャーになった3Dプリントで作ることにしました。
さっそく計測、設計です。
上の写真のように厚紙で断面図をつくり、キーキャップとの干渉がないかなどを調べます。これをもとに、「パームレストの傾斜を維持しつつキーボード面を覆うルーフ」を設計します。
3Dプリントでものを作るためにはCADでモデルデータを作成しないといけません。CADなんて触ったことありません。ド文系の文筆業者なんです僕は。
いろいろ調べた結果、今回は「FreeCAD」というフリーソフトを使うことにしました。
使い方については下記のブログを参考にさせていただきました。
深く感謝申し上げます。
HHKBとFILCOウッドパームレストを測って割り出した断面図をもとに、FreeCADで設計します。
・厚み(2mm)をもたせた断面に、必要な長さの半分の奥行きをつけ
・側面を閉じ
・鏡面コピー
という流れでうまくいくはずです。
試行錯誤のすえ、完成したモデルがこちら。
ものすごい昔に六角大王(!)とかDoGA-L2(!!)とかLight Waveとかをちょこっといじった以来のモデリングだったので、うまくいったときは嬉しかったです。
これを3Dプリントし、HHRRの躯体をこの世に引きずり出すのです。
つづく。